一人暮らしなんて簡単だろう

明日から夢の一人暮らし。親は心配してるけど、大丈夫。1人でこなす自信は十分にある。第1に、家事の手伝いをしていたから、炊事洗濯洗い物はお手の物。初日の今日は母さんがやってくれてるけど。第2に、淋しいと思う事はまずない。小さい頃から鍵っ子だったから、孤独に慣れてる。ちょっと悲しい事だけど。第3に、楽しみがいっぱいある。これで大学の友達とわいわいする事が出来るんだと思うと、ワクワクするんだ。一人暮らしなんて楽勝さ、まかせてくれ。

一人暮らしの初めは贅沢に

近所の激安スーパーいすやに来ている。母が帰ってやっと自分の時間が始まり、お肉と果物を買いにきた。冷蔵庫には実家から持ってきた野菜がたくさん詰まっているから、しばらくは平気だろう。今日はスタンダートに肉野菜炒めとごはん、お味噌汁にでもしようと思って。スーパーはいろんな物がいっぱいあって面白いね。せっかくの一人暮らしだからちょっと高めのお菓子も買っちゃった。リッチなチョコとポテトチップス。毎日少しずつ食べよう。

一人暮らしは侮れない

た、たいへんだ、お肉がこげてる!なんでこうもお簡単にこげるんだ。ちょっと目を離しただけなのに。それになんだか煙たい。あ、換気扇をつけ忘れていた。もううまくいかない。炊いておいたご飯もなぜかべちゃべちゃ。暗がりで水を入れたのがまずかったかな。それにあんまりお腹もすいてない。じつはお菓子を食べちゃった。しかもいっぱい。こ、こんなはずじゃなかったのに。一人暮らしは侮れない。だけど大丈夫私ならやっていけるはず。

実に甘かったと言わざるおえない。一人暮らしなんて簡単だろうなんて思ってたのは、前もって少しは家事をやってたから。しかし、それは親がやってたのを手伝ってただけのようなものだったらしい。

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